ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
トゥリアサウルス
Turiasaurus ・ 2006年命名
スペインで見つかった巨大竜脚類で、ヨーロッパ最大の恐竜とされる。体重は40〜51トンと推定され、新たなグループ「トゥリアサウルス類」の名の由来となった。
- 分類
- 竜脚形類 ・ トゥリアサウルス類
- 時代
- ジュラ紀後期(約1.57億〜1.52億年前)
- 全長
- 約25〜30m(当初は30m超とも)
- 食性
- 植物食
- 発見地
- スペイン
ビリャル・デル・アルソビスポ層(テルエル県リオデバ)
特徴
トゥリアサウルスはヨーロッパで見つかった最大の恐竜とされ、知られている恐竜の中でも最大級の竜脚類である。当初は全長30m以上と推定されたが、最近の推定では全長約25〜30m、体重は約40〜51tとされる。大腿骨は長さ約2.2mある。
頭骨は長さ約70cmで、体に比べてそれほど大きくない。古生物学者ルイス・アルカラは、これ以上大きな頭では首を痛めてしまうためだったと説明している。
発見と命名
化石はスペイン東部テルエル県リオデバの、ビリャル・デル・アルソビスポ層の陸成層から見つかった。模式標本は関節した左前肢で、ほかに頭骨の破片、歯、椎骨、肋骨などがある。2006年、ロヨ=トレス、コボス、アルカラが模式種トゥリアサウルス・リオデベンシスを正式に記載した。属名は「トゥリアのトカゲ」を意味する。
2010年代初めにはマドリードの東で発掘が行われ、このなかまとして世界で最も完全な化石が見つかった。この属とされる化石は、いくつもの産地の複数の個体に由来する。ポルトガルで見つかった前肢は、現在は別の属ズビとされている。
分類と研究
系統解析では、新竜脚類の外側に位置し、ロシラサウルスやガルヴェサウルスとともに新しいなかまトゥリアサウルス類を作るとされた。このなかまの名はトゥリアサウルスに由来する。
見られる博物館
- ディノポリス(テルエル)スペイン アラゴン州テルエル ・ テルエル産の巨大竜脚類
展示された特別展
- メガ恐竜展2015 ―巨大化の謎にせまる―2015年7月18日〜2015年8月30日 ・ 幕張メッセ 国際展示場11ホール ・ 欧州最大級の竜脚類、日本初公開
この恐竜が登場する本
- メガ恐竜展2017 巨大化の謎にせまるマーティン・サンダー(総合監修・執筆)、川端清司・田中嘉寛・林昭次(監修・執筆) ・ 図録アーカイブ
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。