ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
マンテリサウルス
Mantellisaurus ・ 2007年命名
1925年にイグアノドンの一種として命名され、2007年に独立した属とされた。前肢が後肢の半分ほどと短く、主に二足歩行だったと考えられている。
- 分類
- 鳥脚類 ・ イグアノドン類
- 時代
- 白亜紀前期(約1.26億〜1.19億年前)
- 全長
- 不明(体重約750kgと推定)
- 食性
- 植物食
- 発見地
- イギリス、ベルギー、ドイツ、スペイン
ベクティス層(イングランド・ワイト島)
特徴
マンテリサウルスは軽いつくりのイグアノドン類で、イグアノドン・ベルニサルテンシスより小さく、体重は約750kgと推定されている。前肢は後肢の半分ほどの長さで、イグアノドン・ベルニサルテンシス(後肢の約70%)と比べて短い。
前肢と胴が短いことから、グレゴリー・ポールはマンテリサウルスがおもに二足歩行で、立ち止まっているときやゆっくり動くときだけ四足になったと考えた。完全な骨格やほぼ完全な骨格が数多く知られている。
発見と命名
基準標本は1914年、レジナルド・ウォルター・フーリーがイングランド南部ワイト島のベクティス層上部で見つけた。フーリーの死後の1925年、遺稿の中でイグアノドン・アザーフィールデンシスと命名された。種小名は化石が見つかったワイト島南西岸の村アザーフィールドにちなむ。
2007年、グレゴリー・ポールがこの種のために新しい属マンテリサウルスを設けた。属名はイグアノドンの発見者ギデオン・マンテルをたたえたものである。化石はイングランドのほか、ベルギーのベルニサール、スペイン、ドイツからも知られている。
分類と研究
ポールによれば、マンテリサウルスはイグアノドンよりもオウラノサウルスに近く、従来の意味でのイグアノドン属は自然なまとまりではないことになる。
1834年にイングランドのメードストンで見つかり、マンテルがイグアノドンの復元に使った標本も、現在ではマンテリサウルスに近いものとされることが多い。ポールはこの標本に別の属名マンテロドンを与えたが、デイヴィッド・ノーマンはその記載を不十分とし、マンテリサウルス・アザーフィールデンシスに含めている。
見られる博物館
- ロンドン自然史博物館イギリス ロンドン(サウス・ケンジントン) ・ ほぼ完全な骨格
この恐竜が登場する本
- 大英自然史博物館の恐竜化石ポール・M・バレット(著)、真鍋真(監修)、倉橋俊介(訳) ・ 翻訳書
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。