ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
テウエルチェサウルス
Tehuelchesaurus ・ 1999年命名
パタゴニアで見つかった中型の竜脚類で、頭骨はないものの約半分の骨格が皮膚痕とともに保存されている。オメイサウルスに似た特徴を持ち、南米のジュラ紀竜脚類を知るうえで重要な種である。
- 分類
- 竜脚形類 ・ カマラサウルス科
- 時代
- ジュラ紀後期(約1.61億〜1.45億年前)
- 全長
- 約15m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- アルゼンチン
カニャドン・カルカレオ層(チュブ州)
特徴
全長は約15mと推定される中型の竜脚類である。首と尾の全長は分かっていないが、上腕骨は約1.14m、大腿骨は約1.53mあり、こうした骨の比率から大きさが見積もられている。
中国のジュラ紀中期のオメイサウルスに最もよく似ているが、烏口骨の形、太い前腕の骨、恥骨と坐骨の形で区別される。胴の背骨にはすべて、内部に空間のない深いくぼみがあり、パタゴサウルスなどとは異なる。
発見と命名
化石はアルゼンチン・チュブ州パタゴニアのフェルナンデス牧場で、カニャドン・カルカレオ層から見つかった。ホロタイプは頭骨のない骨格の約50%で、背骨、前肢と後肢の一部、肩と腰の骨の一部、肋骨の破片に加えて、皮膚の跡も残っている。
1999年にリッチらが命名した。属名はチュブ州の先住民テウェルチェの人々にちなみ、種小名ベニテジイはホロタイプを見つけたアルド・ベニテスにちなむ。
分類と研究
マクロナリア類に入れる見方がある一方、2019年の真竜脚類の解析ではトゥリアサウルス類の原始的な仲間とされており、説が分かれる。
見られる博物館
- エヒディオ・フェルグリオ古生物学博物館(MEF)アルゼンチン チュブ州トレレウ ・ チュブ州産竜脚類
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。