ENCYCLOPEDIA ・ 獣脚類
セチュアノサウルス
Szechuanosaurus ・ 1942年命名
四川省の歯の化石をもとに1942年に命名された獣脚類である。タイプ種の歯は特徴に乏しく、属としては疑問名(ノーメン・ドゥビウム)とみなされることが多い。
- 分類
- 獣脚類 ・ 獣脚類(所属不明)
- 時代
- ジュラ紀後期(約1.61億〜1.45億年前)
- 全長
- 約7.3m(参照標本による)
- 食性
- 肉食
- 発見地
- 中国
四川省の上部ジュラ系
特徴
セチュアノサウルスはジュラ紀後期の中国の肉食の獣脚類である。もとになった化石はばらばらに見つかった歯だけで、ほかと区別できる特徴に乏しい。このため属としては疑問名とされることがある。
化石が断片的で確かな同定はできないものの、中型のアロサウルス科、あるいはメトリアカントサウルス科のなかまと解釈されることが多く、全長は約7.3mに達したとされる。一部の歯は大きな体を示している。
発見と命名
1942年、楊鍾健(C・C・ヤング)が、四川省の地層から別々に見つかった4点の歯の標本をもとにタイプ種セチュアノサウルス・カンピ(Szechuanosaurus campi)を命名した。属名は四川(スーチョワン)にちなみ、種小名は断片的な骨格を見つけたアメリカの古生物学者チャールズ・ルイス・キャンプへの献名である。
分類と研究
これまでにこの属には3種が入れられてきた。1978年に名前だけが挙げられたヤンドネンシスの部分骨格は、1983年にカンピとされ、のちにテタヌラ類の最も原始的なものとする解析も出たが、2012年には同じ地層のヤンチュアノサウルスと同じ種とされた。
1993年に命名されたジゴンゲンシスは、ほぼ完全な骨格にもとづくジュラ紀中期の種で、タイプ種とは別物とみられ、2012年にヤンチュアノサウルスの一種に移された。こうしてタイプ種の歯だけが残り、所属のはっきりしない獣脚類とされている。
見られる博物館
- 自貢恐竜博物館中国 四川省自貢市 ・ 自貢四川竜
- 国家自然博物館(旧北京自然博物館)中国 北京市東城区 ・ 直立姿勢の骨格
同じ獣脚類の恐竜
同じジュラ紀後期の恐竜
同じ国(中国)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。