ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
ネウケンサウルス
Neuquensaurus ・ 1992年命名
竜脚類としては小型のサルタサウルス類で、体に皮骨の装甲を持っていたと考えられる。1893年にティタノサウルスの一種として記載され、1992年に独立した属となった。
- 分類
- 竜脚形類 ・ サルタサウルス科
- 時代
- 白亜紀後期(約8000万〜6600万年前)
- 全長
- 約7〜9m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- アルゼンチン
アナクレト層(ネウケン州)
特徴
竜脚類としては小型で、大腿骨の長さは約75cmしかない。全長は約7〜9m、体重は1.8〜3.5トンほどと推定されている。体には装甲のような皮骨があったと考えられ、2005年に記載された部分的に関節した標本には皮骨2個がともに見つかっている。
仙骨が7個の椎骨からなるのは、竜脚類のなかでこの恐竜だけの特徴である。尾の椎骨はどれも前がくぼみ後ろがふくらむ形で、上下につぶれている。肩甲骨は烏口骨と癒合している。パタゴニアの竜脚類のなかで最もよく骨格が分かっているものの一つである。
発見と命名
化石はサンティアゴ・ロスらがアルゼンチン・ネウケン州のネウケン川で見つけ、1893年にリチャード・ライデッカーが尾の椎骨と四肢の骨をもとにティタノサウルス・アウストラリス(Titanosaurus australis)と名付けた。1929年にはフリードリヒ・フォン・ヒューネが別種ロブストゥスを設けた。
1986年にハイメ・パウエルが独立した属とする考えを示したが、未発表の論文だったため正式な名前にはならず、1990年にはサルタサウルス属に移す意見も出た。1992年、パウエルが正式にネウケンサウルスを設け、タイプ種をネウケンサウルス・アウストラリスとした。属名は「ネウケンのトカゲ」を意味し、ネウケン川にちなむ。
分類と研究
進んだサルタサウルス亜科の一員で、サルタサウルス、ロカサウルス、ボナティタンに最も近い。
ロブストゥスはパウエルによって特徴が不十分な疑問名とされたが、椎骨の形の分析では2つの型が見られ、2種がいた可能性を支持する結果も出ている。化石はアナクレト層から知られている。
見られる博物館
- エルネスト・バッハマン市立博物館アルゼンチン ネウケン州ビジャ・エル・チョコン ・ 復元骨格
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。