ENCYCLOPEDIA ・ 角竜類
ユタケラトプス
Utahceratops ・ 2010年命名
ユタ州南部で見つかった原始的なカスモサウルス類で、短く太い眉の角と、目の上より後ろに位置する鼻角を持つ。フリル側縁の縁取り骨(エピスクアモサル)が非常に長いのも特徴である。
- 分類
- 角竜類 ・ ケラトプス科(カスモサウルス亜科)
- 時代
- 白亜紀後期(約7640万〜7550万年前)
- 全長
- 約4.5〜5m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- アメリカ
カイパロウィッツ層(ユタ州)
特徴
ユタケラトプスは全長約4.5〜5m、体重約2tと推定される、がっしりした四足歩行の角竜である。2つの部分的な頭骨を含む6つの標本が知られ、合わせると頭骨の約96%、体の骨の約70%が分かっている。
鼻の角は後ろ寄りにあり、ほぼ全体が鼻の穴より後ろに位置する。目の上の角は短く太く、斜め上の外側を向き、先は丸い。フリルの側面の中ほどに並ぶ縁取りの骨(エピスクアモサル)は低く非常に細長く、長さ10cmを超えるものもある。頭頂骨の横棒の中央部が前に曲がっていることも、この属を見分ける特徴とされる。
発見と命名
化石はアメリカ・ユタ州南部のグランド・ステアケース=エスカランテ国定公園にある、カイパロウィッツ層から見つかった。2010年、スコット・D・サンプソン、マーク・A・ローウェン、アンドリュー・A・ファーキらが模式種ユタケラトプス・ゲッティを命名した。属名は「ユタの角のある顔」を意味する。種小名は、模式標本を発見し、この国定公園の化石の発掘に大きな役割を果たしたマイク・ゲッティにちなむ。模式標本は部分的な頭骨である。
分類と研究
原始的なカスモサウルス亜科に分類され、ペンタケラトプスとともに原始的なカスモサウルス亜科の一群を作るとされる。カイパロウィッツ層は約7660万〜7450万年前の地層で、当時は北アメリカを東西に分けた内海の西岸近くの、大きな川や湿地が広がる湿潤な氾濫原だった。同じ地層からは角竜のナストケラトプスやコスモケラトプス、ティラノサウルス科のテラトフォネウス、ハドロサウルス類のパラサウロロフスやグリポサウルスなども見つかっている。
見られる博物館
- ユタ自然史博物館アメリカ ユタ州ソルトレイクシティ ・ 角竜の壁
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。