ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
スーパーサウルス
Supersaurus ・ 1985年命名
知られる中で最も長い恐竜の一つで、全長は33〜40mに達したと推定される。首の椎骨は1個で1.38mもあり、かつて別属とされたウルトラサウロスはこの属の異名とされている。
- 分類
- 竜脚形類 ・ ディプロドクス科
- 時代
- ジュラ紀後期(約1.53億〜1.45億年前)
- 全長
- 約33〜40m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- アメリカ
モリソン層ブラッシーベイスン部層(コロラド州・ワイオミング州)
特徴
スーパーサウルスはよく化石が残る恐竜の中で最も大きいものの一つで、おそらく知られている中で最も長い恐竜である。3つの標本から全長は約33〜40mと推定され、体重は約35〜44tとされる。最も完全な標本は体のつくりの多くの点でアパトサウルスに似ているが、それほどがっしりしておらず、首の椎骨が特に長く、竜脚類で最も長い首の一つをもっていた。
同じ発掘地から見つかった首の椎骨1個は長さ1.38mあり、知られている中で最も長い首の骨である。この骨をバロサウルスのものとする意見もあったが、その後の研究で再びスーパーサウルスのものとされている。
発見と命名
最初の化石は1972年、コロラド州デルタのヴィヴィアン・ジョーンズが、コロラド州ドライ・メサ採石場のモリソン層で見つけた。肩の骨や坐骨、尾の椎骨など少数の骨で、ジェームズ・A・ジェンセンが研究し、1985年に模式種スーパーサウルス・ヴィヴィアナエを正式に命名した。属名は「すごいトカゲ」を意味し、種小名は発見者にちなむ。
1986年にはワイオミング州で、骨格の約30%が残る「ジンボ」と呼ばれる標本が見つかり、2007年にこの属とされた。2024年の研究では、ジンボは骨格が成熟しきった非常に高齢の個体で、正確な年齢が計算できないほど年をとっていた可能性があるとされている。
分類と研究
ジェンセンが同時に報告した巨大な竜脚類「ウルトラサウロス」の模式標本の胴の椎骨は、のちにスーパーサウルスのものと分かり、ウルトラサウロスはこの属の異名とされた。同じ場所で見つかりウルトラサウロスとされた肩の骨はブラキオサウルスのものだった。ディスティロサウルスもこの属の異名とされている。
ディプロドクス科に入り、当初はバロサウルスに近いとされたが、ジンボの記載後はアパトサウルスに近いとする研究が多い。一方でディプロドクスに近い位置に置く研究もあり、説が分かれる。2015年の研究では、ポルトガルのディンヘイロサウルスをこの属の第2の種とする考えが示された。
見られる博物館
- ワイオミング恐竜センターアメリカ ワイオミング州サーモポリス ・ 全長約32mの復元骨格「ジンボ」
展示された特別展
- 特別展「世界最大の恐竜たち」2011年4月16日〜2012年1月2日 ・ アメリカ自然史博物館 ・ 後肢のレプリカ
この恐竜が登場する本
- 世界の巨大恐竜博2006 The Gigantic Dinosaur Expo 2006 生命と環境―進化のふしぎ 公式カタログ長谷川善和、ケネス・カーペンター、董枝明、徐星(監修・執筆) ・ 図録アーカイブ
同じ竜脚形類の恐竜
同じジュラ紀後期の恐竜
同じ国(アメリカ)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。