ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
ダトウサウルス
Datousaurus ・ 1984年命名
竜脚類としては大きく深い頭骨をもち、名は「大きな頭のトカゲ」を意味する。同じ地層のシュノサウルスとは異なる高さの植物を食べ分けていた可能性がある。
- 分類
- 竜脚形類 ・ マメンチサウルス科
- 時代
- ジュラ紀中期(約1.68億〜1.61億年前)
- 全長
- 約10〜14m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
下部沙渓廟層(四川省)
特徴
ダトウサウルスは中国四川省のジュラ紀中期の地層から見つかった植物食の竜脚類で、竜脚類としては大きく深い頭骨をもつ。全長は約10〜14mと推定されている。
近縁で体のつくりもよく似たシュノサウルスと比べると、椎骨が細長く高いところまで首が届き、歯はよりスプーン形をしている。このため両者は異なる植物や異なる高さの木の葉を食べ分け、競争を減らしていた可能性があると考えられている。
発見と命名
1984年に董枝明(ドン・ジーミン)と唐治路が命名した。これまでに見つかった骨格は部分的なもの2体だけで、どちらも頭骨は関節した状態では残っていなかったが、この属のものとされる頭骨が1つ見つかっている。
名前は「族長のトカゲ」または「大きな頭のトカゲ」を意味する。中国での呼び名「酋龍」(族長の竜)にちなんでマレー語の「族長」を使いつつ、中国語の「大頭」とかけている。種小名バシャネンシス(bashanensis)は、四川の風景を表す言葉「巴山蜀水」に由来する。
分類と研究
化石は自貢市一帯の下部沙渓廟層から出ており、同じ時代のこの地域にはシュノサウルスやオメイサウルスなどの竜脚類、シャオサウルス、初期の剣竜ファヤンゴサウルス、肉食恐竜のガソサウルスがいた。
竜脚類は一つの場所から多数の個体が見つかることが多いが、ダトウサウルスの化石は少ない。このことから、ほかの竜脚類ほど群れでは暮らしていなかったのかもしれないとされる。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
展示された特別展
- 特別展「恐竜の進化」2026年10月3日〜2028年3月5日 ・ ヘウレカ科学センター ・ 頭上に首を伸ばす大型模型
同じ竜脚形類の恐竜
同じジュラ紀中期の恐竜
同じ国(中国)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。