ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
ヴェラフロンス
Velafrons ・ 2007年命名
メキシコ北部で見つかったランベオサウルス類で、名前は「帆のある額」を意味し、額のトサカに由来する。北米で70年以上ぶりに見つかった新属のランベオサウルス類として記載された。
- 分類
- 鳥脚類 ・ ハドロサウルス科(ランベオサウルス亜科)
- 時代
- 白亜紀後期(約7400万〜7300万年前)
- 全長
- 約7.5m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- メキシコ
セロ・デル・プエブロ層(コアウイラ州)
特徴
中くらいの大きさのハドロサウルス類で、全長約7.5m、体重約2.5トンと推定されている。額には骨のとさかがあり、名前の由来になっている。若いコリトサウルスやヒパクロサウルスの標本によく似ている。
頭骨は同じ成長段階のほかの属より大きい。そのため成体のとさかが小さかったか成長のしかたが違った、あるいは成体がほかのランベオサウルス亜科より大きかった可能性が考えられている。メキシコのほかのハドロサウルス類にも、とくに大きなものが知られている。ほかのハドロサウルス類と同じく植物食だった。
発見と命名
メキシコ・コアウイラ州のセロ・デル・プエブロ層では1986年から大規模な調査が行われてきた。リンコン・コロラド近くの採掘地で、2002年からユタ自然史博物館、ロイヤル・ティレル古生物学博物館、デシエルト博物館が発掘を再開し、エルナンデス=リベラがばらばらになった頭骨と部分骨格を見つけた。
2007年、アメリカの古生物学者テリー・ゲイツらがヴェラフロンス・コアウイレンシス(Velafrons coahuilensis)として記載した。北米で70年以上ぶりに見つかったランベオサウルス亜科の新属である。属名はスペイン語の「帆」とラテン語の「額」を組み合わせたもので、とさかを指す。種名は「コアウイラ州の」を意味する。
分類と研究
記載時の系統解析では、ランベオサウルス亜科のなかでコリトサウルスなどに近い仲間とされた。記載者は、標本が成体のコリトサウルスの約60%の大きさの標本と最もよく似ていることから成長途中の個体と考え、成体はもっと大きくなった可能性を示した。メキシコで最も完全なハドロサウルス類の一つだが、首から後ろの骨格はまだ記載されていない。
見られる博物館
- 砂漠博物館(ムセオ・デル・デシエルト)メキシコ コアウイラ州サルティーヨ ・ コアウイラ州産のハドロサウルス類
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。