ENCYCLOPEDIA ・ 獣脚類
ストルティオミムス
Struthiomimus ・ 1917年命名
「ダチョウもどき」を意味する名の通り、歯のないくちばしと長い後肢を持つダチョウ型恐竜で、時速50〜80kmで走れたと推定される。長い前肢と鉤爪を備え、植物を中心に小動物も食べる雑食性だったと考えられている。
- 分類
- 獣脚類 ・ オルニトミムス科
- 時代
- 白亜紀後期(約7800万〜6750万年前)
- 全長
- 約4.3m
- 食性
- 雑食
- 発見地
- カナダ、アメリカ
オールドマン層(アルバータ州)ほか
特徴
ストルティオミムスは長い後肢をもつ二足歩行のダチョウのような恐竜で、口には歯がなくくちばしになっていた。タイプ種ストルティオミムス・アルトゥスは全長約4.3m、腰の高さ約1.4m、体重約150kgと推定されている。
小さく細い頭が長い首の先にあり、目は大きかった。尾は比較的硬く、バランスをとるのに使われたと考えられている。前肢と手は長く細く、3本の指はほぼ同じ長さで、爪はわずかに曲がるだけだった。ヘンリー・フェアフィールド・オズボーンはこの腕をナマケモノの腕にたとえている。全身が羽毛でおおわれていた可能性が高い。
発見と命名
1901年、ローレンス・ラムが不完全な化石を見つけ、オルニトミムス・アルトゥスと命名した。1914年、バーナム・ブラウンがアルバータ州のレッドディア川でほぼ完全な骨格を見つけたことから、1917年にオズボーンが新しい属ストルティオミムスを設けた。
属名は古代ギリシア語で「ダチョウもどき」を意味し、種小名はラテン語で「高い」「気高い」を意味する。その後いくつもの種が命名されたが、現在では別の属に入れられたり疑問名とされたりしている。
分類と研究
オルニトミムス科に属し、近縁のオルニトミムスやガリミムスとは体の比率や細かな骨の形で区別される。より新しい地層や別の地層からもストルティオミムスとされる標本が見つかっているが、別の種や属である可能性も指摘されている。
州立恐竜公園で比較的よく見つかる小型恐竜の一つで、数が多いことと歯のないくちばしから、純粋な肉食ではなく、植物食かむしろ雑食だった可能性が高いとされる。現在のダチョウやエミューのように、植物を中心に小さな哺乳類や爬虫類、昆虫などもとって食べていたと考えられている。
見られる博物館
- フィリップ・J・カリー恐竜博物館カナダ アルバータ州ウェンブリー ・ オルニトミモサウルス類の展示
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。