ENCYCLOPEDIA ・ 獣脚類
ガリミムス
Gallimimus ・ 1972年命名
全長約6mに達するオルニトミムス科の恐竜である。食性は定まっておらず、雑食説・植物食説・水中での濾過食説が提唱されている。
- 分類
- 獣脚類 ・ オルニトミムス科
- 時代
- 白亜紀後期(約7200万〜6800万年前)
- 全長
- 約6m
- 食性
- 雑食
- 発見地
- モンゴル
ネメグト層(ゴビ砂漠)
特徴
知られているオルニトミムス科で最大の恐竜で、成体は全長約6m、腰の高さ約1.9m、体重は約400〜490kgと推定されている。近縁のオルニトミムスの例から、羽毛をもっていた可能性が高いと考えられている。
頭は小さく軽く、大きな目が横向きについている。歯はなく、角質のくちばしをもつ。首は胴に比べて長く、前肢は弱くて、手はオルニトミモサウルス類の中で最も短く、曲がった爪のある指が3本ある。後肢は長く、走る速さは時速約42〜56kmと見積もられている。
発見と命名
1963〜1965年のポーランドとモンゴルの合同調査隊が、ゴビ砂漠のネメグト盆地で成長段階の違う多くの化石を集めた。最大の骨格は1964年にゾフィア・キエラン=ヤヴォロフスカがツァガーン・フシュで見つけたもので、あおむけの姿勢で、頭骨は腰の下から出てきた。
1972年、ハルシュカ・オスモルスカ、エヴァ・ロニェヴィチ、リンチェン・バルスボルドがこの骨格をホロタイプとしてガリミムス・ブラトゥスと名づけた。属名は「ニワトリもどき」の意味で、首の骨がキジ目の鳥に似ることにちなむ。種小名は、古代ローマの子どもが首に下げた金のお守り「ブッラ」に由来し、頭骨の底にある丸いふくらみを指す。
分類と研究
命名当時、オルニトミムス類で最も完全で保存のよい化石であり、いまもこの仲間で最もよく分かっている恐竜の一つである。最も近い仲間は同じモンゴルのアンセリミムスと考えられている。ネメグト層で最も多く見つかるオルニトミモサウルス類で、デイノケイルスとも同じ環境に暮らしていた。
食性については、よく動く首で地面の小さな獲物を探したとする説、何でも食べる雑食とする説、くちばしの細かい構造で水中の餌をこし取ったとする説がある。この構造は硬い植物を食べるための稜だとする見方もあり、説が分かれる。複数の個体がまとまって見つかったことから、群れで暮らしていた可能性も指摘されている。
見られる博物館
- メルボルン博物館オーストラリア ビクトリア州メルボルン ・ ダイナソー・ウォーク
この恐竜が登場する作品
- ジュラシック・パーク映画 ・ 1993
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同じ国(モンゴル)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。