ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
マラウィサウルス
Malawisaurus ・ 1993年命名
1928年にギガントサウルスの一種として記載され、1993年に新属とされたティタノサウルス類である。竜脚類としては小型で、皮骨とみられる骨片も見つかっている。
- 分類
- 竜脚形類 ・ ティタノサウルス類
- 時代
- 白亜紀前期(約1.21億〜1.13億年前)
- 全長
- 約11〜15m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- マラウイ
「恐竜層」(マラウイ北部)
特徴
マラウィサウルスは竜脚類としては比較的小型のティタノサウルス類である。全長は約15m、体重約10tとする推定のほか、2020年には全長約11m、体重約2.8tとするより小さな推定も出されており、推定には幅がある。
他のいくつかのティタノサウルス類と同じく、皮膚を覆っていたと考えられる皮骨の小さな骨片が見つかっている。尾の中ほどの椎骨は椎体が長く、椎骨の側面には浅いくぼみがある。同じような浅いくぼみはサルタサウルスやアラモサウルスなどにも見られる。
発見と命名
模式標本の部分骨格は1924年ごろ、当時ニヤサランドと呼ばれていた現在のマラウイ北部の「恐竜層」で見つかった。1928年、シドニー・H・ホートンがこれをギガントサウルス(現在のトルニエリアの無効な旧名)の一種として記載した。
1993年、ルイス・L・ジェイコブスらが同じ産地から新たに集めた化石をもとに、新属マラウィサウルスとした。属名は「マラウイのトカゲ」を意味し、種小名ディクセイはフレデリック・オーガスタス・ディクシーにちなむ。
分類と研究
ティタノサウルス類の中のリトストロティア類の定義に使われる属で、定義上このなかまで最も原始的な位置を占める。化石はアフリカ以外では確かめられていないが、2007年にはブラジルの白亜紀後期の地層から、この属に似た歯が報告されている。恐竜層の年代は放射年代から白亜紀前期とされることが多いが、脊椎動物の化石から白亜紀後期とする意見もある。
見られる博物館
- 徳島県立博物館日本 徳島県徳島市 ・ 全身骨格
- ペロー自然科学博物館アメリカ テキサス州ダラス ・ ロビーの約11m復元骨格
同じ竜脚形類の恐竜
同じ白亜紀前期の恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。