ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
クリプトハドロス
Kryptohadros ・ 2026年命名
ハツェグ盆地から1903年のテルマトサウルス以来となる2例目の非ハドロサウルス科ハドロサウルス上科である。イタリアのテティスハドロスと姉妹群をなす。
- 分類
- 鳥脚類 ・ テルマトサウルス科
- 時代
- 白亜紀後期(約7220万〜6900万年前)
- 全長
- 不明
- 食性
- 植物食
- 発見地
- ルーマニア
デンスシュ・チウラ層(ハツェグ盆地)
特徴
クリプトハドロスは、部分的な頭骨と骨格で知られるハドロサウルス上科の鳥脚類である。化石には頭骨の一部、胴の肋骨の破片、尾の椎骨、血道弓、後肢の一部などが含まれる。癒合した背骨の骨や化石の大きさから、この個体は少なくとも亜成体まで育っていたと考えられている。
発見と命名
模式標本は2022年から2024年にかけて、ルーマニア西部フネドアラ県のデンスシュ・チウラ層最上部にあるファンタネレ3地点で発掘された。地層は白亜紀後期のマーストリヒチアン期のものである。
2026年、ヤーノシュ・マジャールらが新属新種クリプトハドロス・カッライアエとして記載した。属名はギリシャ語の「隠れた」と「がっしりした」を組み合わせたもので、以前から知られた化石産地のすぐ近くにいながら、ハツェグ盆地の2番目のハドロサウルス上科として何十年も気付かれなかったことにちなむ。種小名はマジャールの母チッラ・カッライにちなむ。
分類と研究
系統解析では、イタリアのテティスハドロスと最も近い関係にあるとされ、同じ時代のハツェグ盆地のテルマトサウルスがこの2属に続く位置に置かれた。記載者はこの3属をまとめて、ヨーロッパ南東部だけにいたテルマトサウルス科と名付けた。ハツェグ盆地から命名されたハドロサウルス科以外のハドロサウルス上科としては、1903年にフランツ・ノプチャが命名したテルマトサウルスに続く2例目である。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。