DINO PRESS世界の恐竜ニュース

ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類

カムイサウルス

Kamuysaurus ・ 2019年命名

海の地層から見つかった成体のほぼ完全な骨格で、日本で発見された恐竜骨格として最も完全な部類に入る。通称は「むかわ竜」である。

分類
鳥脚類 ・ ハドロサウルス科(サウロロフス亜科)
時代
白亜紀後期(約7210万〜7060万年前)
全長
約8m
食性
植物食
発見地
日本
函淵層(北海道むかわ町)

特徴

全長約8mのハドロサウルス科の恐竜で、この科としては平均的な大きさだが、体はほかの属に比べて細い。大腿骨などの太さから、体重は二足歩行なら約4トン、四足歩行なら約5.3トンと推定されている。

記載者は、方形骨の切れ込みが非常に低い位置にあること、下顎の上角骨の突起が短いこと、胴の中ほどの背骨の神経棘が前に傾くことを、この恐竜だけの特徴として挙げている。頭頂骨の形から頭に平たいとさかがあった可能性も指摘されている。

発見と命名

2003年、化石愛好家の堀田良幸が北海道むかわ町穂別地区の沢で尾の骨の化石を見つけた。当初は首長竜のものと考えられて収蔵庫に置かれていたが、2011年に恐竜の骨である可能性が指摘され、2013年と2014年に穂別博物館と北海道大学総合博物館が全身を発掘した。化石は「むかわ竜」の愛称で呼ばれた。

2019年に小林快次らが新属新種カムイサウルス・ジャポニクスとして記載した。属名はアイヌ語で「神」を意味する「カムイ」に、種小名は日本産であることに由来する。

分類と研究

ハドロサウルス科のサウロロフス亜科エドモントサウルス族に入る。ホロタイプは吻の先などを除くほぼ完全な骨格で、骨の60%以上、骨の量の80%が残っており、日本で見つかった恐竜の骨格として最も完全な部類に入る。

化石は蝦夷層群函淵層の海でたまった地層から出ており、死体が海へ流されたものと考えられている。骨の成長線から、少なくとも9歳以上の成体と推定されている。

見られる博物館

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出典

  1. en.wikipedia.org/wiki/Kamuysaurus
  2. Wikipedia(日本語)「カムイサウルス」

数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。