ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
シンジャンティタン
Xinjiangtitan ・ 2013年命名
新疆で見つかった大型のマメンチサウルス類である。18個の頸椎がすべて揃った首は約15mに達し、完全な首としては知られる限り最長とされる。
- 分類
- 竜脚形類 ・ マメンチサウルス科
- 時代
- ジュラ紀中期(約1.66億〜1.63億年前)
- 全長
- 約30〜32m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
七克台層(新疆ウイグル自治区)
特徴
シンジャンティタンは知られている竜脚類のなかでも最も長いものの一つで、全長約30〜32m、体重は最大40トンほどと推定されている。首は18個の首の骨がすべてそろっており、長さは約15mに達する。完全な首としては、知られているあらゆる動物のなかで最も長い。
後ろから2番目の首の骨の下に小さな半円形の突起があることや、非常に頑丈な大腿骨などが、この属を見分ける特徴とされる。大腿骨の長さは約1.65mである。
発見と命名
基準標本は2012年、吉林大学などの合同調査隊が中国新疆ウイグル自治区の七克台の南8kmの採石場で見つけた。2013年、発掘が終わる前に、ウー・ウェンハオ、オリヴァー・ウィングス、ドン・ジーミンらがシンジャンティタン・シャンシャネシス(Xinjiangtitan shanshanesis)と命名した。
属名は新疆と、ギリシア神話の巨人ティタンを組み合わせたものである。種小名は発見地の県の別名である鄯善にちなみ、古代の鄯善国に由来する。その後の発掘で、首と尾がほぼ完全に残っていることが分かった。
分類と研究
標本は、関節したままのほぼ完全な背骨に加え、頭骨の一部、骨盤の一部、左後肢の大部分からなり、アジアで見つかった竜脚類のなかでも最も完全な背骨をもつものの一つである。首の骨は2018年、背中の骨は2022年に記載された。
記載時の系統解析では、マメンチサウルス科のマメンチサウルスと姉妹群になるとされた。また、恥骨や大腿骨などにディプロドクス科と共通する特徴もいくつか見られる。当初はジュラ紀後期の地層からとされたが、のちにジュラ紀中期の七克台層のものと考えられるようになった。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
展示された特別展
- 特別展「竜脚類 ~大地を揺るがした地上最大の生き物~」2026年7月10日〜2026年11月3日 ・ 福井県立恐竜博物館 ・ 中国産、全長約19mの骨格
この恐竜が登場する本
- 特別展図録「竜脚類 ~大地を揺るがした地上最大の生き物~」関谷透・築地祐太・湯川弘一ほか ・ 図録・博物館ガイド
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。