DINO PRESS世界の恐竜ニュース

ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類

マッソスポンディルス

Massospondylus ・ 1854年命名

1854年にオーウェンが命名した初期の竜脚形類である。卵と胚の化石は有羊膜類の中でも最古級として知られる。

分類
竜脚形類 ・ マッソスポンディルス科
時代
ジュラ紀前期(約2.01億〜1.84億年前)
全長
約4〜6m
食性
植物食
発見地
南アフリカ、レソト、ジンバブエ
上部エリオット層・クラレンス層

特徴

全長約4〜6mの初期の竜脚形類で、長い首と尾、小さな頭、細い胴をもつ。首の前のほうの骨が非常に長いことなどで、近縁の属と見分けられる。長く四足歩行の姿で描かれてきたが、現在は二足で歩いていたと考えられている。

おそらく植物食だが、初期の竜脚形類は雑食だった可能性を考える研究者もいる。両手の親指には鋭い爪があり、植物を引き抜いたり、立ち上がって枝を引き寄せたりするのに使ったとみられる。

発見と命名

最初の化石は1853年か1854年に、南アフリカのハリスミス近くの農場で測量技師ジョセフ・ミラード・オーペンらが見つけた56点の骨である。1854年にリチャード・オーウェンが記載し、マッソスポンディルスは最も早く命名された恐竜の一つとなった。

名は「より長い背骨」の意味で、オーウェンが尾の骨と考えた骨にちなむが、のちに首の骨と分かった。最初の標本はロンドン大空襲で失われたが、その後南アフリカ、レソト、ジンバブエから多くの標本が見つかり、ジュラ紀前期の竜脚形類で最もよく知られる属の一つになっている。

分類と研究

かつては獣脚類とされたが、現在は竜脚類も含む竜脚形類の原始的な仲間とされ、マッソスポンディルス科に入れられることが多い。有効な種はタイプ種カリナトゥスと、2009年に頭骨1点から命名されたカーラエの2種である。化石が非常に多いため、岩石の年代を決めるのにも使われ、名前のついた化石帯もある。

1976年には卵の集まりが見つかり、胚が入っているものもあった。有羊膜類の卵と胚として化石記録で最も古い部類に入り、殻の厚さは0.1mmに満たない。胚は腕が長く頭が大きいことから、幼いうちは四足で歩いたとする説が出されたが、新しい研究では生涯二足歩行だったとされ、説が分かれる。最も年をとった標本は約20歳と推定されている。

見られる博物館

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同じ国(南アフリカ・レソト・ジンバブエ)で見つかった恐竜

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出典

  1. en.wikipedia.org/wiki/Massospondylus

数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。