ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
レエリナサウラ
Leaellynasaura ・ 1989年命名
当時は南極圏内にあったオーストラリア南部にすみ、数か月続く暗い冬を経験したと考えられる小型の鳥脚類である。
- 分類
- 鳥脚類
- 時代
- 白亜紀前期(約1.18億〜1.1億年前)
- 全長
- 約1.8m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- オーストラリア
ユーメララ層(ビクトリア州ダイナソー・コーブ)
特徴
レエリナサウラは、白亜紀前期のオーストラリア南部にいた小型の植物食の鳥盤類である。近年の推定では、尾を含めた全長は約1.8mとされる。2体のほぼ完全な骨格と2つの断片的な頭骨などが知られている。
2009年の研究では、尾に骨化した腱がなく、尾が胴体などほかの部分をあわせた長さの3倍もある、鳥盤類のなかで体に対して最も長い尾の一つとされた。しかし2013年の見直しでは、長い尾をもつ骨格をこの種と確実に結びつけることはできないとされ、この種と確かにいえるのは模式標本の頭骨の一部と上あごの骨・歯だけになっている。
発見と命名
化石はオーストラリア・ビクトリア州のダイナソー・コーブで見つかり、1989年に記載された。属名は「レエリンのトカゲ」を意味し、発見者である古生物学者夫妻トム・リッチとパトリシア・ヴィッカーズ=リッチの娘レエリン・リッチにちなむ。
種小名のアミカグラフィカ(amicagraphica)は「友人の書」という意味で、オーストラリアの古生物学を支援したビクトリア博物館友の会とナショナルジオグラフィック協会をたたえたものである。
分類と研究
分類は研究者によって異なり、ヒプシロフォドン類、原始的なイグアノドン類、原始的な鳥盤類などとされてきた。近年もイグアノドン類以外の鳥脚類とする解析と基盤的な新鳥盤類とする解析があって一致しておらず、2019年の研究ではエラスマリア類に含められた。
当時のビクトリア州は南極圏の中にあり、今より暖かかったものの、冬には数週間から数か月も太陽が昇らない時期があった可能性がある。この種とされる頭骨の破片から、大きな目と発達した視葉をもち暗さに適応していたとする説が出されたが、最近では、目が大きいのは幼体の特徴にすぎないという解釈も示されている。
見られる博物館
- メルボルン博物館オーストラリア ビクトリア州メルボルン ・ ビクトリア州産
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。