ENCYCLOPEDIA ・ その他の鳥盤類
ジェホロサウルス
Jeholosaurus ・ 2000年命名
熱河生物群から見つかった小型の二足歩行の鳥盤類で、知られる標本はすべて未成熟個体である。前歯が肉食恐竜に似ることから雑食だった可能性もある。
- 分類
- その他の鳥盤類 ・ ジェホロサウルス科
- 時代
- 白亜紀前期(約1.26億〜1.24億年前)
- 全長
- 約71cm(幼体〜亜成体)
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
義県層(遼寧省)
特徴
小型の二足歩行の鳥盤類である。知られている標本はすべて幼体か亜成体のため、成体の大きさは分かっていない。タイプ標本は全長約71cmで、尾がそのほぼ半分を占め、頭骨の長さは約6.3cmである。
目の穴が頭骨に比べてとても大きく、口先が短いが、どちらも幼い個体の特徴とされる。前上顎骨に6本、上あごの骨に少なくとも13本の歯がある。奥の歯は植物食の恐竜に似た扇形だが、前の歯は細長く肉食恐竜に似ており、植物と動物の両方を食べる雑食だった可能性がある。上あごの縁の形から、肉質の頬があったとも考えられている。
上あごの歯は約46日ごとに生え替わったと推定され、多くの原始的な鳥盤類より速い。
発見と命名
最初の2体の標本は2000年、中国・遼寧省北票市に近い陸家屯で見つかり、同じ年に徐星、汪筱林、尤海魯が記載した。学名はジェホロサウルス・シャンユアネンシス(Jeholosaurus shangyuanensis)である。
属名は「熱河のトカゲ」を意味し、熱河は遼寧省西部から河北省北部にかけてあった歴史上の省の名である。種名は化石産地のある上園の地名にちなむ。化石が出た義県層の地層は、大規模な火山の噴火で広い範囲が埋まったと考えられている。2009年には保存のよい4体の標本が加わった。
分類と研究
恥骨が坐骨と平行に後ろ下へ伸びる骨盤から、鳥盤類であることが分かる。記載者は科を決めず、原始的な真鳥脚類に似た特徴と、より進んだ特徴、周飾頭類との関係を示すかもしれない特徴が混ざっていると指摘した。
のちの解析では鳥脚類の基部に置かれ、2012年にはハヤやチャンチュンサウルスとともにジェホロサウルス科としてまとめられた。現在では鳥脚類には含めず、テスケロサウルス類とする見方もある。
見られる博物館
- 山東天宇自然博物館中国 山東省臨沂市平邑県 ・ 22点の標本
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。