ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
アナビセティア
Anabisetia ・ 2002年命名
パタゴニアで見つかった小型の鳥脚類である。属名は地元の考古学者アナ・マリア・ビセットにちなむ。
- 分類
- 鳥脚類 ・ エラスマリア類
- 時代
- 白亜紀後期(約9500万〜9200万年前)
- 全長
- 約2m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- アルゼンチン
セロ・リサンドロ層(ネウケン州)
特徴
二足で歩く小型の植物食恐竜で、全長は約2m、体重は約20kgと推定されている。頭骨はわずかしか見つかっていないが、4体の標本を合わせると、頭を除く骨格はほぼすべて分かっている。
記載者は、首とつながる後頭部の突起が下を向くこと、肩甲骨の突起が真鳥脚類のなかで比べて最も大きいこと、腰の腸骨の前の部分が全長の半分以上を占めることなどを、この恐竜だけの特徴として挙げている。
発見と命名
化石はアルゼンチン・ネウケン州のプラサ・ウインクルの南約30kmにあるセロ・バヨ・メサで、地元の農家ロベルト・サルディビア・ブランコが1985年に見つけ、1993年に研究者に知らせた。地層はセロ・リサンドロ層で、当時は湿地だったと考えられている。
2002年にロドルフォ・コリアとホルヘ・オルランド・カルボが命名した。属名はネウケン州の考古学者アナ・マリア・ビセット、種小名サルディビアイは発見者にちなむ。標本はプラサ・ウインクルのカルメン・フネス博物館に収められている。
分類と研究
同じパタゴニアの鳥脚類ガスパリニサウラに近いと考えられているが、頭骨がほとんどないため正確な位置は決めにくい。記載当初は原始的なイグアノドン類とされたが、2015年の研究では南極やパタゴニアの鳥脚類とともにエラスマリア類にまとめられた。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
展示された特別展
- 日本初上陸 大恐竜展 ―知られざる南半球の支配者―2009年3月14日〜2009年6月21日 ・ 国立科学博物館 ・ 南米産の鳥脚類
同じ鳥脚類の恐竜
同じ白亜紀後期の恐竜
同じ国(アルゼンチン)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。