ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
フォスファトティタン
Phosphatotitan ・ 2026年命名
巨大なアルゼンチノサウルス科に属しながら体重は3.5〜4.3トンと推定される小型のティタノサウルス類である。島嶼矮小化の可能性が指摘されている。
- 分類
- 竜脚形類 ・ アルゼンチノサウルス科
- 時代
- 白亜紀後期(約7220万〜6600万年前)
- 全長
- 不明
- 食性
- 植物食
- 発見地
- モロッコ
ウレド・アブドゥン盆地(シディ・シェナン鉱山)
特徴
フォスファトティタンはティタノサウルス類に属する竜脚類で、知られているのは背骨のいくつかと仙椎、骨盤の一部からなる断片的な骨格である。同じ時代のほかの恐竜と比べれば大きいが、最も近いなかまであるパタゴティタンなどと比べるとずっと小さい。
背骨の大きさをもとに、体の寸法はパタゴティタンの約40%、体重は3.5〜4.3トンほどと計算されている。
発見と命名
化石はモロッコ・クリブガ県にあるウレド・アブドゥン盆地のシディ・シェナンのリン鉱山で見つかり、マラケシュ自然史博物館に収められている。
2026年、ニコラス・ロングリッチらがフォスファトティタン・クリブガエンシス(Phosphatotitan khouribgaensis)と命名した。属名はモロッコのリン鉱床と、竜脚類の名前によく使われる「ティタン(巨人)」を組み合わせたもので、種小名は産地のクリブガ県にちなむ。
分類と研究
系統解析では、シディ・ダウイで見つかった未命名のモロッコの標本と最も近く、南アメリカのパタゴティタンやアルゼンチノサウルスとともにアルゼンチノサウルス科をつくるとされた。
近縁種に比べて小さいことについて、記載者はモロッコが大陸から切り離されていた場合の島嶼矮小化か、白亜紀末に小型の植物食恐竜が多様化しやすい環境だった可能性を挙げている。化石が出たリン鉱床は白亜紀の終わり直前の海岸近くの海の地層で、モササウルス類や魚類が多い。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。