ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
オメイサウルス
Omeisaurus ・ 1939年命名
非常に長い首を持つ中国四川省の竜脚類で、名前は峨眉山にちなむ。オメイサウルス・ティアンフエンシスには尾の先に骨のこぶがあったとされる。
- 分類
- 竜脚形類 ・ マメンチサウルス科
- 時代
- ジュラ紀中期(約1.68億〜1.55億年前)
- 全長
- 約14m(最大種は約20m)
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
沙渓廟層(四川省)
特徴
オメイサウルスは大型の植物食の竜脚類で、非常に長い首をもつ。種によって大きさが大きく異なり、タイプ種のオメイサウルス・ジュンシエンシスは全長約14m、体重約4トンと推定される。最大の種オメイサウルス・ティアンフエンシスは全長18〜20mほど、体重9トン前後になったとされる。
大山鋪の標本からは、オメイサウルス・ティアンフエンシスの尾の先に骨のこぶ(テールクラブ)があったことが分かっている。
発見と命名
最初の化石は1936年、チャールズ・ルイス・キャンプとヤン・ジョンジェンが中国四川省の沙渓廟層で集めた部分骨格である。1939年、ヤン・ジョンジェンがこれをオメイサウルス・ジュンシエンシスと命名した。属名は発見地の近くにある霊山・峨眉山にちなむ。この骨格は第二次世界大戦中に失われた。
その後、1970年代の自貢でのダム工事や、1980年代の大山鋪の発掘などで数多くの化石が見つかり、ほぼ完全な骨格や頭骨も知られるようになった。オメイサウルス・ティアンフエンシスやオメイサウルス・マオイアヌスなど、いくつもの種が命名されている。
分類と研究
かつては化石の寄せ集めになっていたケティオサウルス科や、エウヘロプス科に入れられていた。現在は、アジアのジュラ紀の竜脚類とともに、竜脚類のなかでより基盤的なマメンチサウルス科に入れられている。2021年の研究では、オメイサウルス・マオイアヌスを除くすべての種が有効で同じ属に属するとされた。マオイアヌスはマメンチサウルスやシンジャンティタンに近いとする解析もある。
オメイサウルスは深い森にすみ、異なる種が同じ地域で暮らしていたこともあった。同じ地層からはシュノサウルス、ダトウサウルス、ファヤンゴサウルス、肉食恐竜のガソサウルスなども見つかっている。
見られる博物館
- 自貢恐竜博物館中国 四川省自貢市 ・ 組立骨格
同じ竜脚形類の恐竜
同じジュラ紀中期の恐竜
同じ国(中国)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。