ENCYCLOPEDIA ・ 角竜類
アルバータケラトプス
Albertaceratops ・ 2007年命名
セントロサウルス亜科でありながら長い眉角をもつ珍しい角竜である。フリルには外側へ張り出す大きなフック状の突起が一対ある。
- 分類
- 角竜類 ・ ケラトプス科(セントロサウルス亜科)
- 時代
- 白亜紀後期(約7750万年前)
- 全長
- 約5.8m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- カナダ
オールドマン層(アルバータ州)
特徴
アルバータケラトプスは、目の上に長くがっしりした角(眉角)をもつ点で、ほかのセントロサウルス亜科の角竜と大きく異なる。セントロサウルス亜科の眉角はふつう短く、長い眉角はカスモサウルス亜科に多い特徴であるため、この角竜の存在は、長い眉角がカスモサウルス亜科だけのものではないことを示している。
鼻の上には目立つ鼻角のかわりに、細長く丸みをおびた骨の高まりがある。フリルの縁には突起が並び、上部には外側へ張り出す太いフック状の突起が一対ある。ただしフリルの縁は一部が保存されていないため、突起の正確な数や形は分かっていない。体の大きさは全長約5.8m、体重約3.5トンと推定されている。
発見と命名
化石は2001年8月、カナダ・アルバータ州のオールドマン層で見つかった、ほぼ完全な頭骨(標本番号 TMP.2001.26.1)が中心である。頭骨のほかに断片的な骨も知られているが、胴体など頭から後ろの骨格についてはほとんど分かっていない。
属名は「アルバータの角のある顔」という意味である。種小名のネスモイ(nesmoi)は、アルバータ州マニーベリーズの牧場主セシル・ネスモにちなむもので、化石の発掘に協力したことをたたえて付けられた。
分類と研究
記載者のマイケル・J・ライアンによる系統解析では、セントロサウルス亜科のなかで最も基盤的(原始的)な位置に置かれた。セントロサウルス亜科らしい頭骨のつくりに長い眉角を組み合わせている点が、角竜の角の進化を考えるうえで重要とされる。
アメリカ・モンタナ州のジュディスリバー層の骨層(ボーンベッド)からもこの属の化石が報告されたが、その後の研究で、それらは別のセントロサウルス亜科のメデューサケラトプスのものと分かった。両者はおよそ7750万年前の同じ時代に暮らしていたと考えられている。
見られる博物館
- フィリップ・J・カリー恐竜博物館カナダ アルバータ州ウェンブリー ・ 角竜類の展示
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同じ白亜紀後期の恐竜
同じ国(カナダ)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。