ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
ルヤンゴサウルス
Ruyangosaurus ・ 2009年命名
白亜紀のアジアで最大級の竜脚類で、大腿骨は長さ2mを超える。日本では「ギガ恐竜展2017」で全長38.1mとされる復元骨格が初公開された。
- 分類
- 竜脚形類 ・ ティタノサウルス形類
- 時代
- 白亜紀前期(約1.21億〜1億年前)
- 全長
- 約25〜35m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
ハオリン層(河南省汝陽県)
特徴
ルヤンゴサウルスは白亜紀前期の中国にすんでいたティタノサウルス形類の竜脚類で、フアンヘティタンやダシアティタンとともに、白亜紀のアジアで見つかった最大級の恐竜の一つである。大腿骨は長さ207cm、右のすねの骨は127cmある。
大きさの推定には幅があり、2016年にグレゴリー・S・ポールは全長30m、体重50トン以上とし、大腿骨などから約35mとする推定もある。一方、2020年の推定では全長約25m、体重34トンとされている。
発見と命名
化石は河南省汝陽県のハオリン層から見つかり、2009年に呂君昌(リュ・ジュンチャン)らがタイプ種ルヤンゴサウルス・ギガンテウス(Ruyangosaurus giganteus)を記載した。属名は「汝陽県のトカゲ」の意味である。
地層は当初、白亜紀後期の初めとされたが、その後の野外調査と無脊椎動物や微化石の分析から、白亜紀前期のアプチアン期からアルビアン期とされている。同じ地層からはシアンシャノサウルスやユンメンロンなどの恐竜も見つかっている。
分類と研究
記載者はアンデサウルス科に分類したが、このグループはまとまった系統をなさないことが分かり、現在は使われていない。2013年の系統解析では、アンデサウルスなどの原始的なティタノサウルス類やそれに近いなかまと近い位置に置かれた。
一方、追加の化石の記載にともなう解析では、ティタノサウルス形類より外側のマクロナリア類とする結果も出ている。2019年の解析では、原始的なティタノサウルス類とする結果と、エウヘロプス科とよばれるアジアのグループに入れる結果の両方が示されており、位置はまだ定まっていない。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
展示された特別展
- ギガ恐竜展2017 ―地球の絶対王者のなぞ―2017年7月15日〜2017年9月3日 ・ 幕張メッセ 国際展示場11ホール ・ 全長38.1mの竜脚類、日本初公開
同じ竜脚形類の恐竜
同じ白亜紀前期の恐竜
同じ国(中国)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。