ENCYCLOPEDIA ・ 獣脚類
ディネヴェナトル
Dinevenator ・ 2026年命名
ほぼ完全な前頭骨から知られるトロオドン科である。当初はサウロルニトレステス属の種とされたが、2026年に新属とされた。属名はナバホの人々にちなむ。
- 分類
- 獣脚類 ・ トロオドン科
- 時代
- 白亜紀後期(約8360万〜7210万年前)
- 全長
- 不明
- 食性
- 肉食
- 発見地
- アメリカ
カートランド層(ニューメキシコ州)
特徴
ディネヴェナトルは、白亜紀後期カンパニアン期に現在のアメリカ・ニューメキシコ州にいたトロオドン科の獣脚類である。知られている化石は、頭の屋根をつくる骨の一つである左の前頭骨1点だけで、ほぼ完全に保存されている。体の大きさや全身の姿は分かっていない。
この骨は、ほかのドロマエオサウルス類と比べてがっしりしているとされ、最初に付けられた種小名ロブストゥス(robustus、「頑丈な」)の由来になった。
発見と命名
化石は2005年の夏、ニューメキシコ州サンフアン盆地のカートランド層(デナジン部層)で見つかり、ペンシルベニア州立博物館に収められている。2006年、ロバート・M・サリバンがこれをドロマエオサウルス科のサウロルニトレステスの新種サウロルニトレステス・ロブストゥスとして記載した。
その後、2012年に疑わしい名前(疑問名)とする意見が出され、2014年の研究ではトロオドン科の骨と分かった。2026年にはクセノヴェナトルの一種とする考えも示されたが、同じ年にスティーヴン・E・ジャシンスキーとサリバンが標本を記載し直し、新属ディネヴェナトルとした。属名は化石が見つかったアメリカ南西部のディネ(ナバホ)の人々にちなみ、ラテン語の「狩人」を組み合わせたものである。
分類と研究
2026年の系統解析では、トロオドン科のなかのトロオドン族に入るとされた。クセノヴェナトルを記載した研究ではクセノヴェナトルと最も近い関係とされたが、ジャシンスキーとサリバンの解析では、トロオドン族のうち「頑丈な型」のグループの最も基盤的なメンバーとされており、細かな位置は研究によって異なる。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。