ENCYCLOPEDIA ・ 角竜類
コアウイラケラトプス
Coahuilaceratops ・ 2010年命名
メキシコから見つかったカスモサウルス類の角竜である。眉角はトリケラトプスなど最大級の角竜に匹敵する大きさだった。
- 分類
- 角竜類 ・ ケラトプス科(カスモサウルス亜科)
- 時代
- 白亜紀後期(約7150万〜7050万年前)
- 全長
- 約4〜6.7m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- メキシコ
セロ・ウエルタ層(コアウイラ州)
特徴
コアウイラケラトプスはカスモサウルス亜科の角竜である。ユタ自然史博物館の発表では、成体は全長約6.7m、頭骨は約1.8mと推定されたが、グレゴリー・ポールは全長約4mとしており、推定には幅がある。
目の上の角は完全には残っていないが、その大きさはトリケラトプスやトロサウルスなど最大級のカスモサウルス類の角に匹敵する。角は先端に向かってあまり細くならない非常に太い形で、ペンタケラトプスの大型の標本を思わせるとされる。
発見と命名
化石は2001年、メキシコ・コアウイラ州南部のポルベニル・デ・ハルパの町の近くでクラウディオ・デ・レオンが見つけ、2003年に発掘された。基準標本はおもに成体の頭骨のばらばらの骨からなり、幼体の骨を含む別の標本も知られている。
2008年に報道で名前が出たのち、2010年にマーク・ローウェン、スコット・サンプソンらが正式に記載し、コアウイラケラトプス・マグナクエルナ(Coahuilaceratops magnacuerna)と命名した。属名は「コアウイラの角のある顔」を意味する。種小名はラテン語の「大きい」とスペイン語の「角」を組み合わせたもので、角の大きさにちなむ。
分類と研究
産出した地層はかつてセロ・デル・プエブロ層とされたが、2024年の見直しでその上のセロ・ウエルタ層とされ、この地層から記載された最初の恐竜となった。
系統上の位置は研究によって異なる。記載論文ではアンキケラトプスなどと近い位置に置かれたが、その後の解析ではブラヴォケラトプスと姉妹群になるという結果が出ている。2022年の研究では、ブラヴォケラトプスやシエラケラトプスとともに、北アメリカ西部の南側にいたグループをつくる可能性が示された。
見られる博物館
- 砂漠博物館(ムセオ・デル・デシエルト)メキシコ コアウイラ州サルティーヨ ・ コアウイラ州産の角竜
同じ角竜類の恐竜
同じ白亜紀後期の恐竜
同じ国(メキシコ)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。