ENCYCLOPEDIA ・ その他の鳥盤類
ドゥーリーサウルス
Doolysaurus ・ 2026年命名
診断可能な頭骨をもつ韓国初の命名恐竜である。体重約8.3kgの幼体で、胃石が40〜50個見つかった。属名は韓国の漫画の恐竜ドゥーリーにちなむ。
- 分類
- その他の鳥盤類 ・ テスケロサウルス科
- 時代
- 白亜紀前期(約1.13億〜9700万年前)
- 全長
- 不明
- 食性
- 雑食
- 発見地
- 韓国
日城山層(新安郡・押海島)
特徴
ドゥーリーサウルスは、小さな幼体1体の部分骨格で知られる鳥盤類である。頭骨・背骨・前肢・後肢の一部が立体的に残っている。大腿骨の太さから、この個体の体重は約8.3kgと推定されている。
大腿骨の断面の組織や、頭骨の骨が十分に癒合・骨化していないこと、大腿骨が成熟した近縁種より強く曲がっていることから、急速に成長している途中の幼体だったと考えられている。骨格と一緒に合計約30.7gの胃石が40〜50個見つかった。胃石は角の取れた形で、種子を食べる現生の鳥より砂嚢の働きは弱く、植物も小さな動物も食べる雑食、あるいは手に入るものを食べる暮らしだった可能性がある。
発見と命名
化石は2023年、チョ・ヘミンが韓国・新安郡の押海島に露出するイルソンサン層で見つけた。この地層は白亜紀前期の終わりから後期の初め(アルビアン期〜セノマニアン期前期)のもので、氾濫原の環境だったと考えられている。標本は全南大学校の韓国恐竜研究センターに収められている。
2026年、チョン・ジョンユンらが新属新種ドゥーリーサウルス・フーミニとして記載した。属名は韓国の漫画の恐竜キャラクター「恐竜ドゥーリー」にちなむ。種小名は、韓国恐竜研究センターを創設し、韓国の恐竜研究に貢献した古生物学者ホ・ミンにちなむ。
分類と研究
系統解析ではテスケロサウルス科に入るとされ、テスケロサウルス亜科の根元に近い位置に置かれる結果が多い。別のデータを使った解析ではオロドロメウス亜科に入るとする結果も出ている。診断できる頭骨をもつ韓国で初めて命名された恐竜であり、東アジアでのテスケロサウルス科の初期の進化を知る手がかりとされる。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。