新種
ブラジルで大型竜脚類 Dasosaurus tocantinensis
工事現場で見つかった大腿骨は長さ約1.5m。
Diario Jornada
Journal of Systematic Palaeontology
2021年、マラニョン州ダヴィノポリス近郊の工事現場で見つかった。
大腿骨は長さ約1.5m。
白亜紀前期の竜脚類で、Journal of Systematic Palaeontology に記載された。
背景
推定全長は約20m。ティタノサウルス形類という大きなグループに属する。系統解析で最も近いとされたのは、スペインで見つかった Garumbatitan morellensis だ。研究チームは、約1億3000万年前に祖先がヨーロッパと南米の間を移動したと考える。大西洋が開ききる前で、北アフリカを通る陸のつながりが残っていた時期に当たる。
DINO PRESSの見方
2026年は、恐竜の大陸間の移動を示す報告が重なった。スペインのディプロドクスは北米とヨーロッパ、Nipponopelta は北米とアジア、Dasosaurus はヨーロッパと南米を結ぶ。大陸が分かれていく途中の時代に、大型の恐竜がどの経路を使えたのかが、複数の地域から見えてきた。
発見のきっかけが工事現場だった点も記しておきたい。標本はマラニョン州の自然史・考古学センターに収蔵され、研究が続いている。
出典・詳細 Diario Jornadaの記事を読む掲載誌 Journal of Systematic Palaeontology
参考にした情報
この記事の用語
- 竜脚類
- 長い首と尾をもつ四足歩行の植物食恐竜。陸上動物として最大の種を含む。
- 白亜紀
- 約1億4500万〜6600万年前。恐竜が最も多様になった時代。
- 記載
- 新しい生物の特徴を論文で示し、学名を与えること。
関連商品
PRこのセクションはアフィリエイト広告を含みます。
関連記事
ニュース一覧Vertebrata PalAsiatica
足と尾に大きな羽毛をもつ Changzhousaurus sinensis
足の大きな羽毛と扇状の尾羽を併せもつドロマエオサウルス科。
中国科学院
Science
サハラ内陸から三日月刀形のとさかをもつ Spinosaurus mirabilis
海岸から500km以上離れた内陸にすんでいたスピノサウルス属の新種。
Sci.News
Scientific Reports
タイで初めて正式に命名されたマメンチサウルス科 Uragasaurus
胴椎1個から、タイ初のマメンチサウルス科が命名された。
Sci.News