新種
タイで初めて正式に命名されたマメンチサウルス科 Uragasaurus
胴椎1個から、タイ初のマメンチサウルス科が命名された。
Sci.News
Scientific Reports
タイ東北部カラシン県プーノイ産地、プークラドゥン層下部(約1億5000万〜1億4500万年前)の胴椎1個に基づく。
マメンチサウルス科の分布が東南アジア大陸部まで広がった。
マハーサーラカーム大学のチームが Scientific Reports に発表。
背景
属名の「ウラガ」はサンスクリット語で蛇を指し、マメンチサウルス科の長い首にちなむ。プーノイ産地は2008年、地元の住民が蛇のうろこのような化石片を見つけたことで知られるようになった。集まった化石の9割以上が恐竜で、東南アジア有数の陸の脊椎動物化石の産地とされる。マメンチサウルス科は大半が中国産だが、タンザニアの Wamweracaudia やシベリアの化石から、分布はもっと広かったと考えられている。
DINO PRESSの見方
命名の根拠は胴椎1個(標本番号 PRC 460)だけだ。近くから首や背中の椎骨、肋骨、肩や後ろあしの骨も出ているが、同じ個体か確かめられず、根拠から外された。この慎重さは評価できる。全長約20mという報道の数字は近縁種からの目安で、この個体を測った値ではない。
意義は地理にある。ジュラ紀末の中国とタイに近縁の竜脚類がいたことを、名前のついた種で示した。タイでは2026年に白亜紀前期の竜脚類 Nagatitan も記載されており、東南アジアの竜脚類の記録が厚くなった年になった。
出典・詳細 Sci.Newsの記事を読む掲載誌 Scientific Reports
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