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ティタノサウルス類は高緯度のパタゴニアでも巣を作っていた

卵殻の化石が、恐竜の営巣域を南極側へ広げた。

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アルゼンチン・パタゴニアの卵殻化石から、恐竜の営巣域がこれまでの記録より南極側まで広がっていたことが示された。

背景

卵殻が見つかったのはサンタクルス州のチョリージョ層(約7000万年前)で、当時の緯度は南緯55〜60度と推定される。250片以上がティタノサウルス類のものとされる型(Fusioolithus)だった。筑波大学などのチームが Royal Society Open Science に発表した。

アルゼンチンの営巣地では、ネウケン州のアウカ・マウエボが有名だ。1997年と1999年の調査で、約8350万〜7950万年前の地層からティタノサウルス類の卵が大量に見つかり、胚の骨や皮膚の痕跡まで残っていた。巣は2〜3m間隔で掘られていた。北半球ではシベリア(北緯70〜75度)やアラスカ、カナダのアルバータ州で高緯度の営巣が知られる。

DINO PRESSの見方

卵殻は孔が多く、卵は植物などの巣材に埋められていたと推定される。腐る植物の熱で卵を温める方法は、現生のワニやツカツクリと同じだ。日射の少ない高緯度で、大きすぎて卵を抱けない恐竜が繁殖する方法として筋が通る。

ティラノサウルスの体温の研究が親の体の仕組みを扱ったのに対し、こちらは卵の温め方を扱う。恐竜が寒い土地でどう暮らしたかを、別々の側から埋める成果だ。注意点もある。見つかったのは破片で、巣そのものではない。ティタノサウルス類の卵とする根拠も、卵殻の型と、同じ産地から出た骨からの推定にとどまる。

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この記事の用語

恐竜
中生代に現れた爬虫類のグループ。あしが胴体の真下にまっすぐ伸びる。鳥類もこのグループに含まれる。
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