トップ / ニュース / 新種・発見 / 博物館が白亜紀恐竜の化石クリーニングの裏側を公開
新種・発見
博物館が白亜紀恐竜の化石クリーニングの裏側を公開
アメリカの博物館が、白亜紀の恐竜化石を岩から取り出す作業の舞台裏を映像などで紹介した。
DINO PRESS編集部

アメリカの博物館が、白亜紀の恐竜の化石を岩石から取り除くクリーニング作業の舞台裏を公開した。ニコニコニュースとカラパイアが、この取り組みを伝えている。
化石のクリーニングとは、化石を包んでいる岩石を少しずつ取り除き、骨の形を傷つけずに露出させる作業のことである。古生物の研究では、この作業が標本の質を左右する重要な工程になる。
作業は細い工具や微細な研磨具を用い、一度に大きく削らず、少しずつ進めるのが基本である。骨が割れやすく脆いため、手作業の忍耐が求められる。
白亜紀は約1億4500万年前から約6600万年前までの時代で、恐竜が最も多様になった時期として知られる。その時代の化石は、当時の生態系を知る手がかりになる。
今回の公開により、化石がどのように研究用の標本へと仕上げられるのかを一般の人が知る機会になった。博物館の展示の裏側にある地道な作業に目を向けるきっかけとなる。
恐竜は中生代に現れた爬虫類のグループで、足が胴体の真下にまっすぐ伸びるという特徴を持つ。鳥類もこのグループに含まれることが現在では広く知られている。
化石の発掘から研究までには、クリーニングの前に採集、運搬、記録作業などの多くの段階がある。展示の完成までには長い時間がかかる点も、今回の舞台裏公開から見えてくる。
DINO PRESSの見方
化石は発掘した直後のままでは研究や展示に使えないことが多く、クリーニングは標本の価値を決める工程である。今回の公開は、博物館の恐竜展示が多くの職人的な作業によって支えられていることを示している。来館者が展示を見るときにも、その裏側で行われている丁寧な手作業に思いを向けるきっかけになるだろう。研究者にとっても、作業の過程を記録し共有することは、標本の扱いを検証する上で意味がある。
参考記事
この記事の用語
「化石 発掘キット」の関連商品
PRこのセクションはアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイトなど)を含みます。価格と在庫はリンク先で確認してください。
関連記事
新種・発見の一覧新種・発見
数百億ウォンで落札された恐竜化石、富裕層の買い占めが研究を脅かす
高額で個人の手に渡る化石が増えれば、科学者が標本を調べる機会が減るおそれがあると指摘されている。
DINO PRESS編集部
新種・発見
ジュラ紀初期の恐竜卵化石を確認、卵殻の進化説を覆す発見
ジュラ紀初期の恐竜の卵化石が見つかり、卵殻が進化した時期に関する従来の説を見直す必要が出てきた。
DINO PRESS編集部
新種・発見
福島で国内最大級の恐竜足跡化石が見つかる 大型竜脚類の可能性
福島県で発掘された大型の足跡化石。ジュラ紀初期の大型竜脚類のものかどうかが焦点となっている。
DINO PRESS編集部
新種・発見
恐竜の骨に赤血球があったことを示す最有力の証拠を研究者らが発見
研究者らが、恐竜の骨に赤血球が残っていたことを示す、これまでで最も有力な証拠を見つけたと発表した。
DINO PRESS編集部

