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福島で国内最大級の恐竜足跡化石が見つかる 大型竜脚類の可能性

福島県で発掘された大型の足跡化石。ジュラ紀初期の大型竜脚類のものかどうかが焦点となっている。

DINO PRESS編集部

福島で国内最大級の恐竜足跡化石が見つかる 大型竜脚類の可能性
写真はイメージ / 写真: President (1969-1974 : Nixon). White House Gift Unit. 1/20/1969-8/9/1974 / Public domain / Wikimedia Commons

福島県で国内最大級の恐竜の足跡化石が発掘された。ジュラ紀初期のもので、足跡を残したのは大型の竜脚類である可能性が指摘されている。

足跡化石は、恐竜が歩いた際に地面に残った跡が、堆積物とともに固まって残ったものだ。骨の化石と違い、動物の体の大きさや歩き方、群れで移動していたかどうかといった行動の手がかりを与えてくれる。

今回の発掘は、国内で見つかる恐竜の足跡としては最大級の規模とされる。足跡の大きさや並び方が詳しく調べられれば、どのような種類の恐竜が通ったのかをさらに絞り込める可能性がある。

竜脚類とは、長い首と尾をもつ四足歩行の植物食恐竜のグループである。陸上動物として最大の種を含み、ジュラ紀には大型の竜脚類が栄えていた。今回の足跡が竜脚類のものであれば、この時代の日本列島に大型の草食恐竜が生息していたことを示す重要な証拠になる。

ジュラ紀は約2億100万年前から約1億4500万年前までの時代で、中生代の中ほどにあたる。恐竜が陸上で大繁栄した時期であり、その痕跡が日本の地層から見つかることは、当時の生態系を考える上で大きな意味をもつ。

今後は足跡の形状や深さ、周囲の地層の年代を詳しく調べる作業が進むと見られる。その結果によって、大型竜脚類の足跡かどうかが判断される。新たな発見の続報にも注目が集まる。

足跡化石は、骨格化石に比べて見つかる例が少ない。足跡は軟らかい泥や砂の上に残り、その後の埋没によって保存されるため、条件がそろった場所でしか残りにくい。そのため、一つの足跡の発見でも研究上の価値は大きい。

恐竜の足跡は、同じ場所を複数の個体が歩いた跡として残ることもある。一列に並んだ足跡からは歩幅や歩く速さが推定され、群れの動きを読み取る手がかりになる。今回の発見でも、こうした分析がどこまで可能かが今後の焦点になるだろう。

DINO PRESSの見方

今回の発見は、日本の中生代の陸上生態系を考える上で重要な一歩となる。大型竜脚類の足跡だと確認されれば、福島の大地が巨大な草食恐竜の暮らした場所だったことを示すことになる。まだ確定していない部分については、今後の調査で結論が示されるのを待つ必要がある。

参考記事

この記事の用語

ジュラ紀
約2億100万〜1億4500万年前。大型の竜脚類や剣竜類が栄えた。
中生代
約2億5200万年前から約6600万年前まで。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に分かれる。
竜脚類
長い首と尾をもつ四足歩行の植物食恐竜。陸上動物として最大の種を含む。
恐竜
中生代に現れた爬虫類のグループ。あしが胴体の真下にまっすぐ伸びる。鳥類もこのグループに含まれる。

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