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恐竜時代の「カワウソもどき」、母乳を飲むための喉の装置をもっていた
恐竜時代に生きた「カワウソもどき」は、母乳を飲むための喉の装置を備えていたことが明らかになった。
DINO PRESS編集部

ニコニコニュース
恐竜時代に生きた「カワウソもどき」と呼ばれる生き物が、母乳を飲むための喉の装置を備えていたことが明らかになった。乳を吸うための仕組みが、恐竜時代にすでに存在していたことを示す発見として注目されている。
「カワウソもどき」という呼び名は、体つきが水辺で暮らす動物のカワウソに似ていることから付けられたものと考えられる。化石からその体の仕組みを読み解くことで、喉まわりの構造が明らかになり、母乳を飲むための装置が備わっていたことが示された。
哺乳類とは、体毛を持ち、母親の乳で子を育てる動物のグループである。現在の哺乳類の多くは、子が乳首をくわえて乳を吸う仕組みを持つ。この乳の吸い方は、哺乳類の進化の中で重要な要素の一つとされている。
恐竜時代は中生代と呼ばれ、およそ2億5000万年前から6600万年前までの期間を指す。この時代の多くの地域では恐竜が大型化して繁栄していた一方、哺乳類は小型のものが多かったと考えられている。夜行性の種類もいたとみられ、恐竜の陰で暮らしていた姿が想像される。
化石は、骨や歯だけでなく、顎や喉の周りの骨格の形からも体の仕組みを推定する材料になる。柔らかい組織は残りにくいため、骨の形や筋肉の付く跡などを手がかりに、生きていた時の働きを組み立てていく。
乳を吸う動作には、喉の奥で口と気道を分ける構造が深く関係する。乳を飲みながら息を続けられるように、喉の仕組みが特別に発達した動物もいる。こうした構造が古い時代の化石に見つかると、哺乳類が初期の段階から子育ての方法を発展させていたことが推測できる。
哺乳類は、中生代の終わりごろに恐竜が絶滅した後、大きく多様化したことで知られる。恐竜がいなくなった環境に多くの哺乳類が広がっていったと考えられており、その過程で子育ての仕組みも多様になっていったとみられる。今回の発見は、その長い歴史の出発点を具体的に考える手がかりになる。
今後は、同じ時代の別の化石と比べることで、この仕組みがどの系統の動物に広がっていたのかが注目される。哺乳類の初期の暮らしを、体の構造から立体的に想像できるようになることが期待される。
DINO PRESSの見方
哺乳類は母乳で子を育てる点が特徴で、その授乳の仕組みは進化の出発点を考える上で重要である。恐竜が大きな体で地上を支配していた時代に、小さな哺乳類がすでに子育ての工夫を持っていたことは、哺乳類の歴史を見直すきっかけになる。化石から喉の構造まで読み取れるようになったことは、絶滅した動物の暮らしを想像する材料を広げるものだ。
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